お問い合わせはこちら

contact@mbma.jp

contact.mbma@gmail.com

03-6418-4437
[Ctrl]+[D]キーでお気に入りに追加

☆ 牧阿佐美バレヱ団創立60周年記念公演Ⅶ「飛鳥ASUKA」のご案内

皆様こんばんは!牧阿佐美バレヱ団・橘バレヱ学校公認「MAISON DE BALLET Minami-Aoyama(メゾン・ドゥ・バレエ南青山)」事務局です。

ようやく昨日、関東地方も梅雨明けし、暑い暑い真夏の到来となりました。相変わらず湿度も高くて、踊るにもなかなか厳しい日々ですね💦

そのような中、牧阿佐美バレヱ団では、創立60周年記念公演Ⅶ「飛鳥ASUKA」のリハーサル真っ最中です。

f:id:mbma:20160729213411j:plain

以前にもメゾンのブログにてご紹介させていただきました同公演は、1957年(今から59年前)に牧阿佐美先生のお母様である橘秋子先生が振付・初演された「飛鳥物語」という和のバレエ作品を、牧阿佐美先生ご自身がバレエ人生の集大成として、「世界に通用する日本のバレエ作品を生み出す」ことを目指し、創立60周年という節目を飾るのに相応しい形で、新制作に挑まれるものです。

<飛鳥ASUKA 公式PV>

かつての「飛鳥物語」自体、直近の上演が30年前(バレヱ団創立30周年)の1986年というなかで、今回キャスティングされているダンサーのどなたもその全貌を知らないまま、昔の映像を参考に、また牧阿佐美先生自らの新たな振付指導に従って、作品を解釈しイメージを膨らませながら創り上げているとのことです。

手探りにも似た新しい挑戦ですから、試行錯誤も重ねられていることと思いますが、作品の美しさを十二分に引き出して、この世界初演となる舞台をとびきり素晴らしいものに仕上げようという団員の方々の結束力と意気込みは、日々のダンサーズ・ブログからも伝わってまいります。
(お写真は7/27の田辺彩さんの記事よりお借りしました)

f:id:mbma:20160729213950j:plain 

f:id:mbma:20160729213938j:plain

リハーサル自体は、6月に上演されました「ノートルダム・ド・パリ」のリハーサルと並行する形で着手され、ノートルが大盛況のうちに終演後、休む間もなく本格始動したようでした。どのシーンをどのようにリハーサルスケジュールに入れ込むかというのもその日に決まるため、クラスレッスン後、いつ自分の順番が来てもよいように皆さま待機されながら、一つ一つの場面を練習されてきたそうです。身体の動きづらい梅雨の時期も、寒暖の差が激しい日も、常にベストな状態で過密なスケジュールをこなさなければならないダンサーの方々は本当に大変ですね。

来月中旬には、主役「するがをとめ」を演じられるスヴェトラーナ・ルンキナさんがカナダ国立バレエ団より、また「岩足(いわたり)」を演じられるルスラン・スクヴォルツォフさんがボリショイバレエ団より合流され、月末の上演に向けて仕上げられていく予定とのことです。このお二人については、本年2月の牧阿佐美バレヱ団公演「白鳥の湖」に客演された記憶も新しいですね。

f:id:mbma:20160729214152j:plain f:id:mbma:20160729214203j:plain

「和のバレエなのに主役に外国人?」と思われる方も多いと思いますが、日本史を紐解くと、飛鳥時代は、仏教の公伝を通じて、また留学生・留学僧といった人々を中心に、積極的に国際交流が図られていた時期でした。仏教を中心に文化が大きく花開いていたことが、現存する数多くの寺院や仏像からも見て取れます。

こうした時代を背景に、芸術を象徴する竜と人間のドラマを壮大なファンタジーとして描いた本作品では、その世界観を表現するため、美術担当に日本を代表する洋画家、絹谷幸二氏を起用し、同氏の作品を基に、舞台空間を映像演出によって創り上げるという斬新な試みが予定されています。そこにゲストお二人がどのように融合するか、どなたの想像も超える化学反応が起きそうな、牧阿佐美先生の壮大な挑戦から目を離すことができません。

f:id:mbma:20160729214611j:plain

劇場は、日本屈指のオペラ・バレエの殿堂、新国立劇場オペラ・パレス。和の繊細さと神秘性に国際的な色彩。どのような世界に私たちをいざなってくれるか、とても楽しみですね!

チケットは、楽天チケットチケットぴあなどのほか、バレエ団のオフィシャルチケットサイトからも購入可能です(メゾンご利用の方々は、メゾンでもお手配可能です)。

公演の詳細は、こちらの公式HPのインフォメーションをご覧ください。

余談ですが、メゾンにも「飛鳥ASUKA」の大きなポスターが届き、入口の横に貼ってあります。これ、B1サイズだそうなのですが、、、、いわゆる原稿用紙の大きさがB4なので、その、倍(B3)の倍(B2)の倍(B1)ですね!

f:id:mbma:20160729184333j:plain

このルンキナさんのポーズは、物語のイメージを遠隔で伝えて、それをルンキナさんが解釈して撮影に臨まれたものだと伺いましたが、本当に美しいです。お写真だとこの迫力がわかりづらいので、是非皆さま、メゾンに足を運ばれて、実物大をご覧ください(笑)


いにしえの都に思いを馳せて…素敵な週末をお過ごしください♪

 

MBMA事務局(スタジオWebサイト:https://mbma.jp/