ヴァリエーションクラス・レポート
式年遷宮があるのは伊勢神宮だけではなく、20年ほどの周期でご神体を遷す儀式を行っている神社はいくつかあるようですが、今年は偶然にも出雲大社の遷宮にも重なった珍しい年ということで話題を呼びました。出雲大社は60~70年毎に遷宮を行っているそうですが、必ずしも定期的ではなく、したがって「式年」遷宮とは呼ばれないのだそうです。
伊勢神宮と出雲大社という日本を代表する神社の神様が揃ってお引越しをされた貴重な2013年。一生に一度、あるかないかという出来事かもしれませんよね!
そんな年にオープンしたメゾン、何かいいことあるかも♪
前置きが長くなりましたが、本日は、ヴァリエーションクラスの様子をお伝えしたいと思います!
MBMAでは、毎週金曜日の15:30-16:30(岩本桂先生)₍60分₎と、毎週土曜日の18:30-20:00(吉岡まな美先生)(90分)の週2回、定期的にヴァリエーションのクラスを開催しています。
ヴァリエーションと言えば、普通は先生からお許しをいただいて発表会で踊る憧れの作品…子供の頃からお稽古を積んできた人たちだけの専売特許のように思われている方も多いかもしれません…
確かに、古典のソロの作品を1曲踊りこなすというのは、技術的・体力的に大変難しく、舞台で踊るとなるとハードルが高く感じますよね。通常は振りや動線を覚え、役柄を解釈し、音楽を理解し、テクニックを磨き、何か月も掛けて仕上げていくものですが、舞台で踊ることを目指さなくても、音楽に合わせて一曲の作品を踊ってみるのは単純に楽しいことです!
バレエをやっているからには、有名なあの曲で、憧れのダンサーが踊ったあの作品を一度は踊ってみたい…と、密かな目標の作品をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、「振りを覚えられるかな…」「トウシューズで踊れないし…」と、心配の種は尽きませんね。
そんなことを言っていては、せっかくバレエを習っているのに一生ヴァリエーションが踊れないじゃないですか!と、MBMAは思います。
または、発表会などでヴァリエーションを踊る機会に恵まれている方でも、本当にやりたい作品を踊らせてもらえなかったり、毎年発表会に出ていたって、回数にも限りがあります。
そんなお悩みを解消するために設けられたのが、この毎週行われるヴァリエーションクラスです。クラスでは、
① 難しそうな振りも、先生が最初から順を追って何度も説明し、真似をしながら覚えます。
② 技術的に無理そうな振りがあれば、易しいものに変更していただけます。
③ 1か月程度をかけて同じヴァリエーションを踊っていきますので、一度きりで消化不良のまま終わりません。
④ トウシューズはもちろんですが、バレエシューズでのご参加もウェルカムです。
開講から9月いっぱいまで、金曜日クラスは「眠れる森の美女」より「フロリナ王女のヴァリエーション」、土曜日クラスは「海賊」より「パキータのヴァリエーション」をテーマにクラスを行いました。
以下、土曜日の吉岡まな美先生のクラスの様子をお見せしながら、クラスをレポートいたします。
90分のクラスですので、レッスンの最初はウォームアップを兼ねたバーレッスンと、軽くセンターワークを行います。
この手前に17:00-18:30の初級クラスがありますが、ヴァリエーションクラスのみ単独でも受講いただけます。初級から受けて、クラスの最初からポアントを履かれている方もいらっしゃいますし、最初はバレエシューズで、途中からポアントに履き替えられる方もいらっしゃいます。もちろん、最後までバレエシューズでも問題ありません。