☆ヴァリエーションのススメ♪
皆様こんばんは!牧阿佐美バレヱ団・橘バレヱ学校公認「MAISON DE BALLET Minami-Aoyama(メゾン・ドゥ・バレエ南青山)」事務局です。
この週末は目の覚めるような秋晴れ🍂でしたね!
かねてから観たいと思っていた映画「ミッドナイトスワン」を観賞しました。
主演の草彅剛さんがトランスジェンダーという難しい役どころに挑んでいることで話題ですが、我々バレエ好きは、ヒロインの中学生、一果を演じる服部樹咲さんの演技に大注目です!
現実にもまだ14歳の服部さんは女優としては本作デビューの新人さんですが、バレエ歴は4歳から。ユースアメリカグランプリの日本ファイナル進出や、NBAジュニアバレエコンクールでの優勝など、輝かしい経歴の持ち主です。
長い手足、小さいお顔。劇中では全くの初心者、という設定から演じられていますが、少しでもバレエを知っていれば、ちょっとした動きをみただけでもタダモノではないと分かるでしょう。条件の良さを活かしてグングン成長していき、最後には草彅さん演じる凪沙から譲り受けたスワンの頭飾りを付けて国際コンクールで踊ります。
ストーリーはシリアスで、大きな悲哀と愛情に満ちた映画。
そして、エンドロールの衣裳協力に、メゾンでもお馴染み、牧阿佐美バレヱ団の「茂田絵美子」先生のお名前が!(以下、当初の投稿の内容に誤りがございましたため訂正しております。)
上記で触れた、最後に一果が挑んだ国際コンクールの「白鳥」のお衣裳が、なんと絵美子先生ご所有のものだったそうです!!ステキですね♪
この映画のバレエの部分の監修をなさっていた千歳美香子先生も茂田絵美子先生も、旭川の「内山玲子バレエスタジオ」のご出身。代表はメゾンの特別講師でもいらっしゃる千葉るり子先生で、スタジオとしてこの作品に協力されていたようです。
絵美子先生の白鳥のお衣裳は残念ながら適当なお写真がないそうなのですが、一果が最初に出演したコンクールのシーンで、一果の前に踊られた「パキータのエトワールのヴァリエーション」の白のお衣裳も、スタジオの協力で貸し出されたものだったとのことです(画像は「内山玲子バレエスタジオ」のFacebookページよりお借りしました。)!こちらも美しいお衣裳ですね。
こんな舞台シーンやお衣裳を見てしまうと、「作品を踊ってみたいなぁ…」という気持ちになりませんか?
いきなり舞台で踊るのはなかなかハードルが高いですが、日頃行っているレッスンの延長線上に、こうした作品があり、それを舞台で演じるという目標があります。大人の方の場合は、目指す場所はそれぞれでも、作品を踊ってみるという経験は必ず普段のクラスにもフィードバックされてきますし、もちろんいつか舞台を目指すことにもつながっていくでしょう♪
メゾンでは、週に2回、ヴァリエーションを踊るレギュラー・クラスを開催しています✨
◆金曜日 15:50-16:35「ショートヴァリエーション45」(担当講師:長谷川修子 先生)(バー・レッスンを含みませんので、14:20-15:50「初級」クラスからの連続受講を推奨いたします)
現在、金曜日のクラスは「グラン・パ・クラシック」が終了し、来週(11/6)から新規に『パ・ド・カトル』より「チェリート」のヴァリエーションを行います。「グラン・パ」は本当にテクニックの難易度が高い演目でしたが、「チェリート」は優雅なワルツの曲で時間も短め、動きもそこまで複雑ではありません(=簡単、ではない⚠のがバレエの残念なところなんですが💦)。
<『パドカトル』より「チェリート」のVa.の参考映像 (クラスで行うものとは振付が異なる場合があります)>
このクラスでは、だいたい1か月から1か月半程度をかけて一つの作品を仕上げていきますが、熱心に教えて下さる修子先生の気持ちに応えたいと、参加者の皆さんの熱量がとても高いクラスで、毎週ずっと怒号を飛ばしていらした (?笑) 修子先生も、最終回の仕上げの踊りの後は「皆さんここまでできるとは思わなかった!」と感心されるほどです。
達成感が大きく、「次の作品も頑張ろう!」という意気込みや連帯感が感じられる、挑戦し甲斐のあるクラスです。
◆土曜日 18:15-19:45「バー&ヴァリエーション90」(担当講師:青山季可 先生/三宅里奈 先生)(バー・レッスンが含まれるクラスですので単独受講可能です。手前の16:45-18:15で同じ講師による「初級」クラスも行っています)
こちらのクラスは、牧阿佐美バレヱ団の現役ダンサー、青山季可 先生と三宅里奈 先生が交替で指導されています。
バレヱ団公演の演目に合わせ、10月初旬までは10月公演『眠れる森の美女』より、以降は12月公演『くるみ割り人形』より、小品を取り上げて練習してきました。
眠りでは、パ・ド・シスや青い鳥のフロリナ王女などに挑みました。現在は、『くるみ割り人形』第2幕の棒キャンディ(あしぶえ)の踊りを行っています。
このクラスの良いところは、なんといってもバレヱ団でリハーサル真っ最中の演目を題材としていることで、時には本役の方から直接指導が受けられ、現場での活きた注意をさながらに伝えていただけるという贅沢さは、なかなかない経験でしょう✨
「棒キャンディ(あしぶえ)」は11月いっぱいの予定。その後、あと1つぐらい『くるみ』の演目に挑戦できそうですよ♪お楽しみに!
さて、以上のレギュラー・クラスはいずれも「基礎初級」「初級」など経験者のための設定となっておりますが、自分も作品を踊ってみたい!という「基礎」レベルの方に朗報です!
今週金曜日、特別クラスとして「基礎レベルのショートヴァリエーション45」クラスを行います!!
10/30(金) 特別クラス 野津 彩子 先生 (元牧阿佐美バレヱ団) |
|
14:20-15:50 |
「基 礎」 |
内 容: |
毎週月曜朝のレギュラークラスで人気の野津彩子先生の特別クラスです。 |
講 師: |
野津 彩子 先生 (元牧阿佐美バレヱ団) |
受講料(税込): |
「基 礎」 会員様 2,300円 / ビジター様 3,100円 |
演目は、『エスメラルダ』より、有名なタンバリンのヴァリエーション。いかにも難しそうなお題なのですが、そこは彩子先生マジックで、ヴァリエーション初心者の方にも挑みやすいよう、アレンジしていただける予定です。
もちろんバレエシューズでご参加可能。いきなりの小物 (タンバリン) 使いは難しいですが、できる範囲で楽しく挑戦してみましょう♪タンバリンをお持ちでない方もスタジオで代用品をご用意しますのでお気軽にトライされてみてください☆
また、初級レベル以上の方は、11/3(火・祝)に、橋本尚美先生の特別クラスでもヴァリエーションをご体験いただけます(演目は、『ドン・キホーテ』第1幕より「キトリ」のVa.)。
こちらは言わずと知れた、’カスタネットのヴァリエーション’として知られる有名な演目ですね!テンポが速くて動きも高度ですが、クラスで経験できるなら是非一度やってみたいものの一つではないでしょうか?
<『ドン・キホーテ』第1幕より「キトリ」のVa.の参考映像 (クラスで行うものとは振付が異なる場合があります)>
特別クラスの詳細は、こちらのページをご覧ください!
誰でも、何事も最初の一歩から。クラスでヴァリエーションの楽しさを経験して、もしかしたら数年後には、舞台で踊っているかもしれませんね?
ご参加を心よりお待ち申し上げております!
MBMA事務局 (☎03-6418-4437 ✉contact@mbma.jp/contact.mbma@gmail.com)
(Webサイト)